著者/松林重宗さん
何かを感じ、共鳴してもらえる見る人を惹きつける絵を
日本水彩画会会員・長崎支部長、長崎県美術協会副会長、長崎県水彩画協会会長などで活躍されている水彩画家の初画集。
今回の画集は、全部で何点掲載されていますか?
大小合わせて117点です。「水彩の良さは小品にある」と私は思っているので、小品を集めた画集を予定していましたが、心ならずも、大型作品を加えることになってしまいました。
でも、みなさんに見ていただきたいのは、後の方にある小品です。
水彩画を描き始めたきっかけは何ですか?
中学1年の夏休みに、宿題でもないのに水彩画を数枚描いて行ったら、先生に大変褒められたことです。それがきっかけになって、中学時代には随分絵を描きました。具体的にどんなことを教わったか記憶にはないですが、先生の情熱が伝わってきて、描くことがとても楽しかったですね。あれから半世紀が過ぎましたが、当時のパレットを今でも愛用し、私は心の糧として水彩画を描き続けています。
松林さんは、教室や写生グループを主宰されていますね?
はい、私はよく写生にでかけます。自然の中で絵を描いている時は、無心になっています。いや、無心というよりも、何か上向きな気持ちに満たされているような心地になっているようです。
今後の抱負はいかがですか?
これからも描き続けますよ。今後の作品はホームページ「松林水彩ギャラリー」で紹介していくつもりですので、よかったら覗いてみてください。
柔らかいタッチの中にも力強さも感じられる作品をぜひ手に取ってご覧ください。水彩画のお手本にもなる画集です。