写真/真木雄司さん・詩文/前田奈緒美さん
あなたはいくつ知っていますか?
親子二代に亘って長崎の街角・建物を撮り続け、今回待望の第四作目完成!
今回で4冊目の写真集の出版ですね。
はい、『長崎おもいで散歩昭和30年代の街角』『長崎おもいで散歩2街角ひとり歩き』『長崎おもいで散歩3街角1957~1997』と出版しています。そのうち最初の『長崎おもいで散歩』は父の作品です。今回で4冊目の散歩シリーズです。
お父様が亡くなられて5年、長崎の街角を撮り続ける理由とは?
そうですね、写真というものが自分にとって自己表現として最も適していると思っています。写真の分野の中でスナップ写真が一番面白いなと感じています。
お父様の写真と比べられて、どう感じていらっしゃいますか?
父は、現代のようにズームレンズなど無い時代に、少ないレンズでよく撮っているなと感心させられますね。自分のように街の写真だけでなく、父は何を写しても自分よりも断然上手でした。
今回は、「長崎の坂」というタイトルになっていますが、「街角」から「坂」になったのは?
長崎の坂は有名な割には、まとまった本がなかったので、自分が次に手掛けるのはこれだ!と思いました。しかし、いざ形にするには10年もの月日がかかってしまいました。
昭和堂からのフォローは?
自分が考えていたことを適確に形にしてくださったことに大変感謝しております。予想以上に良い出来上がりだと思っています。
本は販売されていますよね。
はい、今のところ長崎市内の大きな書店にあります。あと、私の店(有限会社 春光社 TEL.095-822-7321)にありますよ。
写真は、全てモノクロで、どことなく懐かしさも感じられます。本の中には、坂の所在地図も記載されていますので、本を片手に長崎の坂を散策してみませんか?