自然の中に

著者/野上 藤江さん

a_007_shizen01絵を描くことは人生の楽しみ!

書き溜めた水彩画の中から、厳選した13枚を季節に合わせて掲載したカレンダー。

今回のカレンダーに、写生された風景画を使われていますが、画歴はどのくらいになりますか?

約28年前に公民館講座を受けてから、その後、動き始めましたので、NBC学園の夜の講座を受講し、そこで風景画の先生にご指導いただいたのが約24年ぐらい前です。
退職してからは本格的に活動しております。

絵や写真などを趣味にされる方は、カレンダーにすると実用性があって良いですね。そもそも出版される動機は何だったのですか?

21年11月に「ギャラリー好風」で個展をさせていただきまして、本当はその際、カレンダーを作成したかったのですが、個展までの日数が足りず断念しました。
それから、1年後の11月に娘が結婚することになり、披露宴の引き出物にどうかと思いましてギャラリーでお世話になった昭和堂のゆるりで製作にあたりました。

初めて作られたカレンダーでのこだわりを教えてください。

そうですね。まずひとつは、何と言っても絵の色彩の印刷が忠実に表現されているかということですね。
自分なりにこだわりをもって描いていますので、原画と見比べながらチェックしました。
もうひとつは、作品の雰囲気が月別カレンダーに合うかどうかということです。
例えば、3月は長崎市外海町の大中尾棚田の菜の花を掲載しました。
春夏秋冬をカレンダーの中に感じてもらえるように作品を選んでいきました。
その作業は大変でもありましたが、楽しかったですよ。
私のカレンダーを見て、季節の移り変りが伝わり、その場所へ出かけてみたいなと思っていただけたら嬉しいです。

行ってみたいと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そうですか? 自分の絵が、こうやって形になることで益々創作意欲が湧いてきます。
これからも元気でたくさんの場所をまわってスケッチしていけたらと思っております。

いつもお元気で、近年はイタリアにも写生に行かれています。
来年には、ギャラリー好風でのグループ展・ご自身の個展(カレンダー作成)もと計画されています。
これからのご活躍も楽しみです。