私の名城を訪ね名城を撮る 「名城への誘い」

著者/田代末男さん

待たずとも私にも咲いた古希の花

新聞の広告欄で偶然みつけた名城の週刊誌がきっかけで自分のオリジナル写真集完成!

まず、お城を撮影してみようと思われたきっかけは何ですか?

お城は私にとって、そんなに関心のある所ではありませんでした。たまに家族や職場の同僚との小旅行などで「行った先に城があれば見る」といった程度でしたね。
それが平成16年1月に新聞の広告で見た「週刊・名城をゆく(小学館)」を、あまり考えずに全巻50冊を衝動買いしてしまいました。
これを機に、全部の城とはいきませんが、天守閣で、一定条件をみたしている城を訪ね、写真を撮り、城のアルバムを作成しました。

photo_0052_02現在は、神奈川県にお住まいですが、長崎県のゆるりに出版を依頼されたのは何故ですか?

最初は出版する予定ではなかったのですが、せっかくまとめてみましたので、出版費用を神奈川の業者に見積りしてもらいました。しかし予想以上に高く、半ば諦めてましたが、娘がインターネットで調べてくれたり、たまたま、大村に住んでいる私の義姉が持っていた写真集が昭和堂の出版だったのです。
いろんな条件を考慮して、一番の決め手は、写真集の出来映えですね。それでお願いすることにしました。

完成された本を手にされた感想はいかがでしたか?

何度か、校正の際に、長崎に来て、ある程度の出来上がりは想定していたのですが、実際に出来上がったのを見ましたら、家内共々、感激いたしました。プロの手を通るとこんなに素晴らしい作品になるのだと改めてびっくりしました。
振り返ってみると、平成16年1月に思いついてから3年あまり、多くの図書を参考にして「名城の写真集」を完成させることができました。70歳にして「生きた証」を残す事ができて感無量です。

 写真集が完成されたばかりですが、「これからの目標も、いくつかあります!」と、熱く語っていらっしゃいました。新たな目標に向かって進んでいくことが田代さんの若さの秘訣なのではないかと思います。