夢のアンサンブル

著者/荒川和敏さん

本好きのみなさんへ長崎発!本の本

ライフワークにしている読書をもとに新刊書の紹介
自身5冊目の「夢」シリーズ

今回で何冊目の出版ですか?

今回を含めて、今までに5冊の本を出しました。20年前の大昔、昭和61年『夢のメモリアル』・昭和63年『夢のパスポート』を出版しました。この2冊は100本ばかりの映画を紹介した本です。平成13年に『夢のレクイエム』これは自分史です。そして、平成16年の『夢のエチュード』と今回の『夢のアンサンブル』は、2冊合わせて220冊の新刊書を紹介する”本の本”です。

photo_0029_02完成した本の感想は?また、サロンゆるりのお手伝いは?

製本の過程で昭和堂さんにお世話になるのは、4回目ですが、今回初めて、ワード入力の段階で原稿全てをチェックしていただき大変助かりました。「手造り本」の最大の欠点は、執筆・原稿・本文作成まで全部一人作業ですから、誤字・脱字・括弧・年号・言葉遣いの誤りに、なかなか気づかないことです。それを親身になっていただいて大変感謝しています。おかげで立派な本が出来上がりました。

今回の本の出版動機は?タイトルには全て「夢」が付いてますね。

私は年間200冊の本を読み、100本の映画を観ますが、ただ、読みっぱなしでは後に残らない。それで3分の1位の本について、紹介と感想を1200字(原稿用紙3枚)にワードで書き残す作業を5年前から始め、ある程度まとまったら本にしています。今回は2冊目です。タイトルの「夢」は、時間的にも空間的にも自由なこと・夢は厳しい現実にあって、人々の心のつかの間でも、癒しと平和をもたらすものを意味し、アンサンブルは、予定調和の意味です。

この本は誰に読んでもらいたいですか?

敗戦前後に生まれて、社会からリタイヤの時期を迎えた本好きの方々に?私の本は、仲間内に配りますが、県立・市立の図書館に置かせていただく予定です。

今後の予定は?

私は『夢のお便り』という個人誌を、平成初年から今日まで年2回程作り続け、現在34号まできました。これは、私の映画と読書と市民講座など、暮らしの中での個人情報誌で、健康の許す限り続けていく心算ですその他、映画が盛んなりし頃の「長崎市内の映画館」の話など、頭の中にありますが、もう歳ですから、時期もわからず、無理をしないで取り組みます。でも、しばらくしたら昭和堂さんに、またお世話になりたいですね。それが私の生き甲斐でもあります。

 年間たくさんの本と映画鑑賞をされる、荒川さんならではの本に仕上がっています。図書館などで目にされたら、本や映画の参考にしてみてはいかがですか?