五島雑学事典

著者/永冶克行さん

知っておきたい!
ちょっと変わった五島雑学事典

五十音順に掲載された、五島を知るには、見のがせない魅力が満載の事典

出版された経緯は?

五島列島は、日本の離島の中でも大きさ・歴史など考えても、もっと著名になってよいかと思うのですが、意外と認知度が低いような気がしておりました。理由のひとつとして、五島に関する書籍が非常に少ないことが原因ではないかと考えております。浅学菲才を省みず、たくさんの人の研究成果や発表された書物、伝聞などを整理して本にしてみました。個人的な興味をもとに作ったので、系統だっていないことから雑学と銘打ってみました。

photo_0027_02本の内容は?

旧石器時代から人の住む五島列島の長い歴史に育まれた歴史・民俗・祭り・生活・行事・言葉・教会・寺・地勢…すべてのもの・事に、本来意味や理由があったにもかかわらず、どんどんもとの意味が失われています。いろいろな疑問があっても答えられないまま過ぎていってますね。
この事典は、五島列島のあらゆるものに歴史や意味があることに思いを馳せるように、各方面の事項を取り上げました。紙面の限りや能力の問題もあり、限界があることは言うまでもありませんが、少しでも多くの項目をと考えるものの、五島の奥の深さはこのような本一冊では到底語りつくせません。もっと多くの識者による出版物が出される呼び水になれば、これ以上の喜びはないですね。

どんな方に読んでいただきたいですか?

五島のことに少しでも興味を持つ人のお役に立つのなら望外の喜びです。また、五島のことを知らなかった人に、少しでも興味を持ってもらえたならば、想定外の喜びです。
折りに触れ書き綴った内容であるので、折に触れ拾い読みしていただければ、十分です。五島の歴史の光と影、長い歴史・経済・宗教の中で培われた生活や風俗、そして人々の心に染み込む五島の自然と人情、出入りの激しい人の流れによって紡がれた言葉すべてが観察するべき対象だと思います。

この本は、書店で販売されてますね?

はい、2000円(税込)で、長崎の主要書店で販売しています。もちろん五島でも!

本書は、733項目からなり、写真の数1178枚掲載されています。
是非一度手に取ってご覧ください。五島の新たな魅力の発見になること間違いなしですよ。