ミクロの世界 ~身近な素材の顕微鏡観察記録~

著者/早田常盤(そうだ ときわ)さん

ミクロの世界をのぞいてごらん ロマンがいっぱい!

5年前にも自然を歌い自然を写した短歌と写真でまとめた自分史を出版され、ご自身2冊目の本。

身近な微生物・植物・岩石などの観察、また、顕微鏡による拡大写真入りを出版されようと思われたのは?

私は、教師をしておりました。その頃より多くの資料を収集していたのですが、ある時、学研の本で見た「ミクロの世界」が、とても魅力的でした。私も集めた資料を一冊の本にまとめてみたいと思い立ち出版に至りました。

ミクロの世界のロマンとは?

photo_0035_02そうですね、やはり肉眼では見えない世界が見えることでしょうか。微生物は色も大きさも動きも多種多様でおもしろいですよ。
私の日課の散歩コースには、田園地帯があり、田植えが終わった水田で泳ぎ回るミジンコに心奪われたり、いきいきとした鮮やかな朝顔の花弁を顕微鏡で見ると、根から吸い上げられた水分や養分が通る、らせん状の道管が見えたり、どれも驚きです。
また、大村に住むようになって多良山系の山々の岩石を調べるようになり、それぞれ異なる山容を見て、いつの時代に作られたのか、岩質は何かなど興味はつきませんね。
プランクトン・植物・岩石や化石などの顕微鏡観察や写真撮影をしながら探っていくところにミクロの世界のロマンを感じています。

大村、諫早、多良岳、島原地区と本当に身近な地区の自然の観察記録ですが、どんな方に読んでもらいたいですか?

もちろん、興味のある方は是非読んでもらいたいです。特に、小学生・中学生の子どもたちに、たくさん読んで興味と関心を持って欲しいです。

 子どもさんに読んでもらいたいと言われているように、文章中の難しい文字には、振り仮名が付けてあります。ミクロの世界には、今まで見たことのない不思議がいっぱいですよ。あなたも覗いてみませんか?