著者/山下 治子さん
日常の中から生まれてくる歌に家族・自然など全てのものに対する愛おしさが溢れる。
満を持しての第二歌集出版。
タイトルの「凛」は、 どうして付けられたのですか?
平成22年に、生まれました私の初曾孫の名前からとりました。
明日は何が起こるかわからない今の世の中で、凛が名前のように強く美しく輝いて、一生を生き抜いて欲しいと願っております。
その想いもタイトルに込めました。大きくなったら見て欲しいですね。
第一歌集から15年ぶりの出版ですね。
こつこつと詠み溜めた歌が1000首を超えまして、何とか自選し、600首あまりを本にまとめました。読み返してみると懐かしいのもあります。
23年3月11日には、東日本大震災があり、加えて福島の原発事故も起こりました。私も15歳の時に原爆を受け、大変な体験をいたしました。
少し状況は違いますが、福島の被災者の方々のご苦労を思うと心からのエールを送る気持ちで詠んだ歌もございます。
これからも、気負うことなく、日常のさりげない出来事に目を向けて詠んでいけたらと思います。