諫早文化

著者/諫早市芸術文化連盟

身近な芸術に触れて郷土の素晴らしさを見つけて欲しい!

photo_0046_01諫早市の四季折々の風景や一年間で行われた芸術・文化・寄稿文や特集など満載!

今回の出版は第2号となっていますが、活動は長く続いているのですか?

諫早市が合併し、新たに諫早市芸術文化連盟となり、創刊号を出版しましたが、活動自体は昭和22年からになります。冊子は、昭和45年の諫早市制30周年の時に、諫早文化協会が発刊してから通巻で37号になります。合併により、会員も増え、充実した内容になっています。この本を通して、いろんな芸術に触れて欲しいです。

photo_0046_02表紙の作品は?

毎回、諫早市で活動している方にお願いしています。今回は、「黄の庭」と言うタイトルで、川口久敏さんの作品です。川口さんは、諫早市森山町在住の方で、自然そのものの再現ではなく、自然から頂く限りない世界を自分のフィルターを通して、抽象絵画としてお描きになっています。

いつも特集を組まれていますね。

はい、今回は、「詩人の上村肇さんの追悼」「書家の廣津雲仙さんについて」「森山図書館開館10周年」の3つの特集を組んでいます。その中で書家の廣津雲仙さんは、諫早市高来町の出身で、日展特撰受賞をはじめ、日本芸術院賞、日展内閣総理大臣賞など数々の賞を受賞されています。廣津さんは、1981年に高来町名誉町民になられ、平成元年に亡くなられています。今回顕彰委員会が発足して、「尾花忌」を設立しました。諫早には、詩人の伊東静雄「菜の花忌」、洋画家の野口弥太郎「ミモザ忌」、芥川賞作家の野呂邦暢の「菖蒲忌」があります。これに書道家として廣津さんを顕彰しようということになりました。

photo_0046_03本はどこで購入できますか?

諫早市の主な書店で販売しています。または、諫早市芸術文化連盟(TEL0957-22-1103)にお問い合わせください。

 多岐に渡る内容で、読み応えのある一冊になっています。諫早市の美しい風景を写した写真もとても綺麗です。是非、手に取ってご覧ください。