諏訪神事 「長崎くんち」 取材記録

著者/土肥原 弘久さん

見えないものを伝える

23-710年の歳月をかけて、くんちの作法、しきたり、さらに、奉納踊について記した渾身の取材記録集

今回500頁にわたる大作になりましたが、内容を少し教えてください。

本書は、くんち中継解説の取材をもとに、くんちの意義、構成、作法などを、奉納踊を担う踊町の立場や動きを中心にまとめたものです。
併せて、43ケ町のすべての演し物の概要を述べ、くんちを彩る長崎刺繍についても解説しました。
また、くんち奉納にかける人々の真摯な姿を数多くの写真で紹介しています。

くんちの本を出版された理由は?

長崎の人々、「くんち」に何を思い、どう振る舞うのか 氏子の立場から見た「平成の長崎くんち」を記録し、未来に伝えたいと考えたからです。

出版にあたって苦労されたことは何ですか?

踊町は、神様への感謝の心という「見えないもの」を奉納踊という形に託して伝えます。
膨大な情報量、複雑な作法やしきたり、何よりも「くんち」に対する人々の思いを、いかに「わかりやすく」伝えるかに気を配りました。
本書により「平成の長崎くんち」を50年、100年後の長崎の人達に伝えることができればと思っています。