最上静山臨書展

著者/最上静山さん

書の原点にかえる臨書に込めた想い

5月に長崎県美術館で個展を開催予定
それに伴い作品集を出版。全作品、ご自身初の臨書での出品

今回は二回目の書展ですね。いつ、どこで?

一回目は退職記念に諫早文化会館で行いました。今回は、5月16~21日まで、長崎県美術館で展示する予定です。

前回の書展との違いは?

前回は、創作を中心に約100点でしたが、今回は、臨書作品のみ約190点出品する予定です。
photo_0018_02臨書は、昔から手掛けてはいましたが、原点に返ってやってみようと思い、2年間本格的に取り組んでみました。

書道はいつ頃から始められたのですか?

そうですね、書を始めたのは、昭和44年に、当時勤務していた西有家中学校で出会った先生の影響で、書に魅力を感じて本格的に始めました。始めた当時は、美術教師として洋画が本職であったため、書道への転進を決意するには10年くらいかかったように思います。

一番観ていただきたいところは?

今回は“書の原点にかえる”というテーマのもとで、臨書の作品に取り組んだので、2年間手掛けてきたものをご覧いただいて、意見をお聞かせいただければ、今後の参考にしたいですね。

これからの抱負を?

今回、臨書に取り組んだことで得られたことを、これからの作品にいかして、表現の世界を広げ、観てくださる方に感動を与えられたらと思っています。自分の気持ちが作品に反映されるようになりたいです。

 よく奥様と一緒に北海道などへ出かけられ、山登りを楽しんでおられるそうですが、これからもご健勝にて、新しい作品づくりに頑張ってください。みなさんも5月の作品展でぜひ生の作品に触れてみてください。