感動とその表現としての詩教育

著者/永山絹枝さん

夢は努力すると実現する夢見る永山先生

平成18年「授業にすぐ使える作文集」シリーズ3冊出版
今回は“詩”をテーマに書きおろした本

今回、詩について出版されたのは、どういう思いからですか?

私は、 花咲おばちゃん先生、夢見る先生、魔法使い先生 と言われてきました。夢見るだけではない、夢現実を目指して努力したいと思っています。
近藤益雄という障害児に身を捧げた先輩がいます。彼は長崎県作文の会を創始したのですが、ぜひ長崎県で全国大会を開き、全国の仲間達と作文を通して子ども・青年の今と、これからをじっくりと語り合いたいという熱い願いを持っていました。「夢は努力すると実現する」ことを未来を持つ子どもや青年達にじかに触れて知っていただきたいです。

photo_0064_02内容は、子どもの詩を例に出して具体的に解説されていますね。

はい、詩は言葉遊びではないと思っています。子ども達の今の現実から感動をつかみ取って、朝の露みたいに、きらきらと真の言葉で、生活に根ざした本物の言葉で、言葉を選んで生まれたものです。
今、子ども・青年の姿が透明人間になって見えにくくなっています。見栄や格好は付けるけど、自分の生活を見つめたり、心を見つめたり思いをまとめて発露したりすることができなくなっています。そのために、キレたり、犯罪に関わったりする子ども・青年が近年増えてきました。
詩教育は、そんな固い子ども・青年の心をほぐし、その心を行動を見つめ、生きる力を育てるものではないかと思っています。遠回りだけど、根っこ耕しなのだと、詩とその事例に沿って具体的に書いてみました。

どんな方に読んでもらいたいですか?

興味のある方ならどなたでも。詩って素敵だなぁと思っていただけると思いますし、皆さん、感動的で一気に読んでしまいましたと好評です。

 いつお会いしても、活動的で、目をキラキラ輝かせながらお話ししてくださいます。これからも、新たな目標に向かって頑張ってください。