人生道 教育への我が思い

著者/桑原清弘さん

学び続ける、働き続ける これが私の人生

教職の道に奉職させていただいたことに感謝し、生徒たちと共に追究してきた「人の道」の学びと教えの足跡を記録に留めた一冊

現在も現役の先生でいらっしゃいますが、教師になられたきっかけは?

私をご指導くださった小・中・高の先生方が、とても、すばらしいかたと言うことにつきますね。すべての先生が、実技を通して教えてくださった。
もともと、私は化学が専門ではありましたが、高校の恩師が、数学を英語の原書で勉強されていました。その先生に出会えたことが、私が教師という聖職を選んだきっかけとも言えるでしょう。また、教師になる以前に企業で働いた経験から、技術に関する英語を究めることの重要さを学んだことが、英語を選んだきっかけにもなっています。

photo_0017_02今回出版を思いたたれたのは?

以前にも退職記念として出版していますが、心残りの課題が一つありました。それは大きな希望を抱いて、教職の道に奉職させていただいたことを感謝し、生徒たちと共に追究してきた「人の道」の学びと教えの足跡を、記録に留めておくことだったのです。恩師や友人などからいただいて大切に保管していた年賀状や手紙も載せています。

この本は、どなたに読んで欲しいですか?

そうですね、恩師・友人はもちろんのこと、生徒・特に若い先生方にも読んでいただきたいですね。

今後の抱負は?

まだまだ現役で教師を続けていきたいですね。それから書き残しておきたいテーマがあと二つあります。
一つは、生きていく上で、原点は平和であること。原爆の被爆体験者として若い人々に命の大切さを伝えていきたいです。
もう一つは、長年に亘り、不登校の生徒のカウンセリングにあたってきました。その資料をまとめてみたいと思っています。

 40年という長い教師生活を続けてこられて、なお、一教師としての道を貫いていらっしゃる姿に感銘を受けました。これからも書き残したテーマに向かって頑張ってください。