キラキラ 人生を輝かせるたった5つの大切なこと

著者/ごう まなみさん

自分を愛おしみ、これからの人生を豊かにするきっかけが自分史でした。

人生で2冊目の本づくり

06地元ラジオ局の番組で、 フリーのパーソナリティとして活躍していたごうまなみさん。
等身大の明るい語り口が好評で、多くのリスナーから信頼を得てきました。
そんなごうさんが、 人生で2冊目となる本、『キラキラ〜人生を輝かせるたった5つの大切なこと〜』 を今年9月に出版。
30代から40代の現在に至るまでの歩みと、同世代の女性であれば誰もが抱える不安や悩みを素直に綴っています。
「読んだ方から、”自分と向き合って、思わず泣いちゃった”とか”がんばろうと思った”などの感想をいただきました。
仕事などで悶々としている男性たちからも、”読んで良かった”、”元気が出た”などと言われうれしく思っています。」

自分と向き合うチェックリスト

ごうさんは8年前、人として、女性としての内面をブラッシュアップして素敵に年齢を重ねていくための「魅力学」を学び、そのインストラクターとして企業の社員研修や自治体の講座に出向く活動も行ってきました。
今回の本には、「魅力学」 をベースにした読者のための 「チェックリスト」のページがあり、 自己啓発にもつながる内容に仕上がっています。
「チェックリスト」には、『今日から変えていけること』 をテーマにしたこまかな質問があり、 それを通して自分の内面と向き合っていきます。
ときには認めたくない自分の思いに気付いてハッとさせられることも。
「それをやることによって、自分が本当は何をしたかったのか、何が得意なのかということが分かってきます。すると、ちょっとだけ自分が好きになったり、何かを始める意欲がわいたりして、最初の一歩を踏み出しやすくなるのです」 。

これからも勇歩くんとともに

19歳の息子 ・ 勇歩くんと暮らすシングルマザーでもあるごうさん。
勇歩くんは 「5番染色体異常による精神運動発達遅滞」 という病気を抱え、 家族や介護ヘルパーの全介助のもとで日常生活を送っています。
11年前に出した1冊目の自分史、『「勇歩」と私とラジオな人々』では、勇歩くんの誕生から約10年にわたる子育ての喜び、そして苦しみや葛藤が赤裸々に綴られ、多くの読者の心をつかみました。
「これまでいろんな方から”2冊目は出ないのですか?”とお声を掛けていただきました。でも日常に追われ、なかなか書くきっかけがありませんでした。」
そんな中、昨年、ごうさん親子は節目の年を迎えることに。
「息子は高校を卒業して社会人になり、私も15年間やっていたラジオ番組を卒業し、違うステージで仕事をやりたいと思っていました」。
そして昨年7月、長崎県議会議員補欠選挙に立候補し、大勢の支持を得て当選。
現在、息子さんの子育てを通して体験した社会の矛盾や福祉行政に対する思いを胸に、議員としての活動も展開しています。
この人生の大きな転機が、2冊目の自分史づくりを後押し。
「変化・成長したいまの私を皆様にお伝えしたいと思ったのです。」

自分をあからさまにする勇気

自分のことを本にするとは、人様に対して自身をあからさまにするということでもあります。
「確かに勇気のいることです。でも、そうすることで、人との距離が近くなったり、共感してもらえる部分が大きくなったりします。そのことが生きる力、喜びにつながることも感じています。」
また、本づくりを通して、自分としっかり向き合う作業を経たことで、「これまでの自分を肯定的にとらえることができるようになりました。
すると、マイナスに感じていた過去の出来事ですら、意味があるものだと思えるようになり、その後の生き方にちょっといい変化があらわれます。」

人生を振り返り、思い思いのスタイルで表現をする自分史づくり。
「自分のことをすごく愛おしんで、大切にするきっかけのひとつになると思います。それは、そこから先の人生をキラキラと輝かせ、豊かにしていくことにつながるはずです」 。